子どもでもコーヒーを飲んでいいの?
コーヒーは子どもに飲ませると悪い、というイメージを持っている方が多いことでしょう。
しかし、コーヒー好きのパパやママが飲んでいるのをみるとその影響で、自分も飲みたがる子どもも少なくありません。実際のところ、子どもにコーヒーを与えても大丈夫なのでしょうか?
目次
子どもにコーヒーが良くないと言われている理由とは?
なぜ子どもにコーヒーは良くない、というイメージがあるのでしょうか?それは、コーヒーにカフェインが含まれているからです。カフェインには中枢神経を興奮させたり、睡眠を妨げたり、利尿作用などの働きがあります。
そのため、カフェインを摂り過ぎると、不眠やめまい、ふるえ、心拍数の増加など体に悪影響を及ぼします。特に子どもの場合、カフェインに慣れていないのでその影響を受けやすく、少ない量でもハイテンションになったり、トイレが近くなったり、眠れなくなるなど体に悪影響が及びます。
これらは成長に悪い影響を与えるため、子どもはコーヒーを飲まない方が良いと言われています。
何歳からコーヒーを飲むことが出来る?
成長期の子どもは体格に差があるので個人差もでてきますが、一般的に体重が50キロ程度になったら、コーヒー1杯を飲んでも大丈夫と言われています。つまり、実年齢よりも体のサイズで飲む時期を決めることができます。
健康に悪影響を与えないカフェインの量の目安は、体重の2倍程度と言われています。コーヒー1杯には多くても100㎎程度のカフェインが含まれているので、体重が50キロ程度になったらコーヒー1杯を飲むことができると言えます。
カフェインの摂取はどのくらいで影響がでてくる?
では、カフェインを摂取すると、どのくらいの時間で体に影響が出てくるのでしょうか?これも体の大きさや感受性など個人差がでてきますが、子どもの場合はカフェインを摂取してから最大15~120分後に影響が出てきます。
その影響は6~8時間持続します。ですから、子どもが寝る前にコーヒーを飲むなら、眠れなくなるというつカフェインの作用により、子どもの成長に大きな影響を及ぼします。それには深い眠りができず発育を阻害する可能性があります。
また、カフェインにはカルシウムの排出を促す働きもあるので、成長期の子どもの成長に悪影響を及ぼします。
まとめ
コーヒーをたまに飲むくらいでは悪影響はないので過度に心配する必要はありません。しかし、毎日飲むことは大きな悪影響が及ぼしますので、子どもにコーヒーを与えることは控えましょう。